ラグビー元日本代表の五郎丸歩は「今を変えなければ、未来は変わらない。」といいました。『賭博破戒録カイジ』という漫画に登場する大槻班長は、「今日を頑張った者、今日を頑張り始めた者にのみ明日が来る。」といいました。
今頑張ることの重要性は、「未来によい影響を与える」という文脈で語られることが多いようです。とはいえ、今頑張ることに疑問を感じる人もいるでしょう。そういう人は「キツイなら逃げちゃえばいいじゃん。目的を達成するためのもっといい方法があるはず。」と主張するかもしれません。
しかしいつまでも「逃げる」という戦法が通用するわけではありません。2020年に大ヒットした「鬼滅の刃」に則していうならば、「逃げずに戦うとするならば、それはなんのためなのか?」ということが重要なポイントになるわけです。

とはいえそうはいっても「なるべくならキツイ思いはしたくない」というのが人情でしょう。どのように考えることができたらわたしたちは目の前のツラいことをポジティブにとらえることができるのでしょうか?
今日はそのような疑問に対してヒントになるであろう「人生の醍醐味」というタイトルの動画を1本紹介したいと思います。
目次
我武者羅応援団
人生の醍醐味
上記動画で武藤団長がのべているように、「過去を振り返ってみると、楽しかった思い出よりも、ツラい記憶のほうが笑える」というようなことはよくあります。
このことは多くの人にとって直観に反することかもしれません。一般的には「幸福≒楽しいこと」の図式が成り立つはずなのに、そうでない場合があるというのです。この点についてはどのように考えるべきなのでしょうか?
「幸せ」について語る時、2つの側面に注目する必要があります。
1つ目は「多幸感」。これは短い時間において成立する幸せについてです。例えばわたしの場合、「天気のいい日に自転車を漕ぐ爽快感」とか、「ふとした瞬間を1枚の写真におさめられた充実感」とか、「こだわりのコーヒー豆を自分で挽いて味わうリラックスできる時間」とか、「読書で未知の情報に出会った感動」とか、「真冬にパイプからの熱で手を暖めるのんびりとした時間」とか、、、そういった類のものです。
2つ目は「苦楽を伴う幸せのようなもの」。これは長い時間において成立します。ひらたくいえば「●●があったから今の自分がある」と言い切るような経験をした時、わたしたちは言葉にはいいあらわすことのできない幸せを感じることができるのです。裏を返せば、ツラい経験をして泣いたり傷ついたりしなければ、ある種の幸せというものは永遠に手に入れることができないのです。
もしあなたが新しい第一歩を踏み出すのに躊躇してしまったり、ビビってしまうことがあったら、是非、本日ご紹介した武藤団長の動画(人生の醍醐味)のことを思い出して下さい。それでは今日もよい一日を!!