あなたには「億万長者」について考えたことがありますか?
ほとんどの人は「どうすれば億万長者になれるだろうか?」というように問題を設定するでしょう。しかしその時点で答えから遠ざかっているのです。
そのことを教えてくれるのがトマス・J・スタンリー博士と、ウィリアム・D・ダンコ博士の「となりの億万長者 ~ 成功を生む7つの法則」です。
目次
となりの億万長者
となりの億万長者で語られていることは、お金持ちになる人は「ごく普通の人」であるということです。
どういう人がお金持ちになるのか?たいていは、成人してから住み着いた町にずっと住むビジネスマンである。小さな工場やチェーンストア、サービス業の会社などを経営し、離婚せずに家庭を守ってきた人である。
彼らは、自分よりはるかに少ない資産しか持たない人たちのとなりに住む、ごく普通の人だ。
【引用:となりの億万長者】
そして「となりの億万長者」では、資産を築く成功の秘訣が7つ紹介され、それらについて詳しく語られるわけですが、読めば読むほど「お金持ちになる人は普通の人じゃない」という感じがしてきます。
となりの億万長者ではお金持ちになる人は「ごく普通の人」であるといいつつも、実のところお金持ちになる人は「普通の人ではない」という矛盾をどう説明したらいいのでしょうか?
つまりこういうことです。億万長者の『外見』は「ごく普通の人」であったとしても、『内面』は「普通の人ではない」のです。
お金持ちは考え方が普通ではない
トマス・J・スタンリー博士と、ウィリアム・D・ダンコ博士の研究でわかったことは、以下のようなことです。
資産を築くには自分をコントロールする精神力、犠牲をいとわぬ態度、そして勤勉さが必要であること。成功への鍵は、この三点に集約されるだろう。
【引用:となりの億万長者】
残念ながらお金持ちにならない普通の人は、自分をコントロールする精神力もないし、犠牲(リスク)を恐れるし、勤勉でもないのです。どうすればそれらを身につけることができるか?ということは、残念ながらとなりの億万長者にはほとんど書かれていません。
しかし「お金持ちになるとはどういう状態であるのか?」という疑問に対する答えは教えてくれます。問題(どうしたら億万長者になれるか?)を解く前に、答え(お金持ちの考え方)を知るだけでも、価値があることだと思いますので、興味のある方は参照するとよいでしょう。
あなたの考え方とお金持ちの考え方は、具体的にどのように違うのでしょうか?